YUKUEを観て欲しい理由1

2019年2月12日19時。
一夜限りのショーをやります。
その名はYUKUE。

この際だから話そうと思う。
どうして、YUKUEが生まれたのか。
生もうと決めたのか。

元々、3000人規模のお客さんの前に現れるはずだった企画から、私は退いた。
円満に別れたと言って良い。
ここは。
深く言わない。

私も良い大人だし、昔からしたらだいぶん角が取れたと思う。
理解して、納得して、反省までした。
実力不足なんだ、とそれなりに。

日本に帰ってまた1からだ、と思っていた。
だけど、日本に帰国して初めてのイベント。
15人の客席を見て、凄く、色んなものが込み上げてきた。
1からじゃない、15からだし。
この会場のキャパ的には15人入れば埋まって見えるような会場だし。
イベントだし。

だけど、正直な話。

悔しかった。
今年の2月に、amhallで見た景色とはまるで違っていた。
これまで自分がプロデュースして来た公演で見る景色とも全然違った。
イベント自体が失敗だったと言っている訳じゃない。

だけど、完全に悔しかった。
腹が立った。自分に。
ちっちゃい事をした自分に。
お客さんが呼べなくても採算の合う様な事をした自分に。

イベント自体は失敗じゃないよ。
同じようなイベントは続けていきたいと思っているし。

だけど、そう言う問題じゃない。

自分のショボさに腹が立った。
基本的にお客さんの前で話したりしない私だけど、ここで宣言しないと女が廃るとおもった。
女が廃ると言うか、“せんす“が廃る。

終演後、『ちょっと良いですか。』とお客さんの前に立った。
出演者にも何も伝えていなかったので、ポカンとしていた。

自分の気持ちを素直に話した。

正直に、悔しいと。
正直に、ここからスタートすると。
正直に、必ず大きな場所でやると。
正直に、応援してほしいと。

人は正直に話すと感情が動く。
涙が溢れてしまった。

あまり悲しい気持ちを共有する事に慣れていない私にとっては、とても恥ずかしかった。
だけど、溢れてしまった。

そこから…

実際その日にその客席の中にいた方からご縁を頂きました。

2月12日
BIGCAT

ごめんなさい。
正直に告白します。
行ったことも、見たこともない、知らない場所でした。

『O CAT?あの、難波の?』
『いえ、BIGCATです。心斎橋です。』

と、トンチンカンなやり取りをしたくらい。

ライブハウスだそうだから
ミュージシャンの友達に聞いてみた。

『それは、凄いことやで。』
『なんでなん、いくら払ったん?』
『コケたらヤバイ箱やで。』

ざっくり、こんな返事が返って来た。
なんとなくだけど、BIGCATという言葉に周りがざわついているのが分かった。

一瞬で心が決まった。

やる。

私だけのアートをやる。

BIGCATで、見たことのない景色を見る!

瞬時に頭の中には何人かの顔が浮かぶ。

もう、いいや。
無茶だと思ってくれて良い。
お金(ギャラ)はほとんど出せない。
笑われても良い。
BIGCATの事を聞いた時のように、『コケたらヤバイで。』とか、言われるかも知れない。
そうなったら、その人とは一緒にやらなければ良い。
妥協はしたくない。

信頼できるメンバーに声を掛けた。
キャストも、スタッフも、駄目元だった。
わたしには未知だったから。

即答。

だった。

『やるよ!』『やるに決まってるやん!』

ラインの向こうで正直泣いた。
私はまた、いつものしょーもない被害妄想で、彼らからの信頼までも消そうとしていたから。

朝四時まで電話で相談にのってくれた奴もいる。
東京から駆け付けてくれる奴。
大事な仕事を蹴ってまで出てくれる奴。
予算度外視で、面白い!やってみよう!と言ってくれる人。

(何人か被ってるけどw)

一気に動いた。

やろう。

私はセルフプロデュースが苦手だ。
一人で何かするのが苦手だ。
基本的には現場で考えたい。
誰かと一緒に走りたい。

そして、私と一緒にまだ走ってくれる人がいた!

絶対にこけない。
こけさせない。
最後まで走りきる。

実はここに、もう一人キーパーソンがいるんだけど、その話はまた今度。

私が貫きたいものが何か、が分かると思う。
私が守りたいものが何か、が分かると思う。

だから、お願い。
目撃してください。
後悔させないからね。

https://t.livepocket.jp/e/2_425

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シュワっとね

12月22日絶対素晴らしい!STYLEY本気のパフォーマンス!

今朝、家を出るときに、こんな招待状が届きました。

越田歩さん率いるSTYLEYhttp://styley-f.com/about/の本気の公演のチケットです。
もう、なんていうかね
このチケット、デザイン、9(9回目なんだって)のメッセージカード、丁寧な文字。
これだけで、確信しますね。正直。
この公演は大成功するわ、間違いなく。
本気の発表会、毎年1000人規模の観客席は感動に包まれるんだとか。
間違いないと思いますね。

越田さんと初めてお会いしたのは、劇団WAOの振り付け現場。
今、私はWAOさんの第2回公演に向けてアクティングアドバイザーとして関わっていますが、その第1回公演の演出を手がけたのが彼女です。
はっきり言って力がある彼女。
才能のある、天才だと思います。
作り出していく振りは想像を超えるものでした。
センスある!!その場で直感と閃きを大事にしながら、何よりも愛を持って創作している現場で、とても感動しました。
そして、また、謙虚!!
やっぱりね、プロってそう言うところやと思うんですよ。
フラ〜っと行っただけの私なのに
「せんすさん、アドバイスください。」
初対面ですよ?
2〜3言しか話してないのに、そんな相手にアドバイス求めに来る?
しかも、目線は常に下から。人を見下ろさない。
初対面の人に、しかもその現場の演出家に、ひざまづいてアドバイスを求められたのは初めてでしたね。

それがプロなんやな。
3歳から踊っているし、今やSTYLEYは全国区のチアダンス、新体操の組織に。GIFTと言う会社の代表取締役を務める彼女。
生徒三谷スタッフの数はどのくらいいるんだろう。
ちょっとネットで彼女のことを調べましたが最初は5人の生徒さんからスタートして500人まで増えたんだとか。
普通に成功者ですよ。有名人ですよ。
でもね、その姿はどこまでもフラットで、繊細で、愛があります。

私がドイツから帰国するとき、「すぐにでも会いたい!」と一番に連絡を取り合ったのが彼女でした。
お互いなかなかハードなので、早朝に梅田で会うっていうw
話をして、いつかどう言う形かわからないけれど、一緒にお仕事ができたらいいなあ、と思っています。

そんな彼女、そして彼女の生徒さんの集大成。
伺わないわけがありません!
行きますよ!
とても楽しみです。
チケット発売開始から一瞬で埋まって行った客席。
それだけ期待値が高いんでしょうね。
めっちゃ楽しみ!

「せかい」再演します!

せんすです。
この度、2月22日〜23日、Soap Opera Classicsにて「せかい」という作品を再演することになりました。

この作品は去年の2月に、私がもともとやっていたP☆MAPというユニットの最終公演として書き下ろした作品です。
最終公演も色々と紆余曲折があり…。
一度は公演しない!という決断をしましたね。そういえば。
その後、新たにメンバーを募集して、オーディションをやって…

集まったメンバーを見つめていたら、ポワポワと言葉が浮かんできて
あっという間に本当に2日間で書き上げてしまった作品です。

そんな作品をどうして今回再演する運びになったのか
ちょっと、お話したいと思います。

今回の「せかい」に出演したい!と集まったみなさんは、
ほとんど、全員、素人です。
私の生徒さんを中心に集まったメンバー。
”私の生徒さん”と一口に言っても、月2の英会話の生徒さん〜サポートで行かせてもらっている劇団さん経由で興味を持ってくれた人、と様々です。

そして、結果として、ですが、本当にいろいろなメンバーが集まりました。
LGBTの方、全盲で盲導犬ユーザーの方、女子高生、大学生、主婦、起業家…。
なんや、この集団は?!と思うかもしれません。
私も正直、第三者として、そう感じます。

だけど、稽古をしていて分かったことが。
それは、みんなの共通点。
”変わりたい”
”これをきっかけにしたい”
そして
”せんすについていけば何かが変わる!”
ということ。
そのことだけは、稽古中、痛いほど分かります。
プロだけの現場でも「質問ないですか?」と聞くとほとんどの人が口をつぐむのに
この現場ではみんな矢継ぎ早に質問がくる。
「高い音が出ないんですけど。」
「ここのセリフは・・・」
「セリフってどう覚えたらいいんですか。」
なんなら、稽古のない日もラインがきます。笑

誤解のないように言いますが、彼らは決して普段目立つタイプの人間じゃありません。
だから、演劇なんて、自分がやる日がくるなんて・・・!って思っている人も少なくないと思います。
そんな彼らが一つに向かって打ち込む姿。
そして、何より、私が楽しい!
芸術を通じてそれぞれが楽しんでいることがわかるから。
いいものにしようと一生懸命なのがわかるから。

こういうことも、ライフワークとして続けられたらな、と思っています。
そして、この役割をくれたみなさんに感謝。

必ず、お客様の心に届く熱いものが出来上がると思います。

ぜひ、お越しくださいね。

「せかい」
日時 2019年2月22日(金) 19:30〜

2月23日(土)   13:00〜

計2回公演(予定)

場所 Soap Opera Classics(西天満)

チケット代 2400円(1ドリンク600円別)



楽しみだなあ。



ベルリン Unerhörte Musik @BKA Theater

お久しブログになってしまいました。
日本におて、何かと忙しい毎日を過ごしていますが…
ベルリンでのこのパフォーマンスについて書かないと
先に進めないでしょ!
ということで、書きます!

ベルリンのBKA Theatreという伝統ある劇場の  Unerhörte Musikというプログラムに演出家として参加してきました。
 Unerhörte っていうのはドイツ語で「前代未聞」なんて意味。
新しい音楽を届けますよ!という企画です。

ドイツでは散々お世話になっているMichikoちゃん(Michiko Saiki https://michikosaiki.wordpress.com)の演出をさせてもらいました。

ジャンルは現代音楽。
正直、ドイツに来るまでは、私自身馴染みのなかったジャンルでした。
ミチコちゃんと知り合って、彼女の作品を聞いたりみたりしているうちに、私が普段から扱っている作品やアートととても近いことがわかり、演出は挑戦でしたが、飽きることなく最後まで真剣に取り組めた仕事だったなあ、と思います。

こちらBKA Theatre.
ベルリンにあります。
感動したのがやはり地域と劇場との連携が素晴らしいこと。
このプログラムの通年チケットを買って毎月鑑賞に来るお客さんもいるとか。
この芸術に対しての姿勢がドイツに来ると羨ましくなります。

本当に素敵なステージでした。
楽屋も綺麗だし、ケータリングは可愛いし(関係ない)
今回私は演出という立場でしたが、”転換”ということで舞台に上がりました。
そして、ただ転換するだけじゃ面白くないので、しっかり演出効果を狙って出演してしまいました。w

今回一緒にやらせてもらったMichikoちゃん。
彼女はボーカライジングピアニストというジャンルの表現者で、現代音楽を専門としています。
ピアノと自身の声を使って表現するんだけど、本当に才能ある努力家さん。
才能があって努力もできちゃうんだから、正直、怖いもの無しですよね。
学歴だけ見てもプロ中のプロです。
なのに彼女のいいところはね、ツンツンしてない。
むしろいつも謙遜しまくってる。
私のようなどこの誰かわからない演出家にさえ、しっかりリスペクトして接してくれる。
まあ、これが本当の”プロ”なんだよな。と思いました。素敵。

あったり前なんだけど、普通にピアノは超うまくてですね。
尋常じゃない基礎を持っているから、歌ったり喋ったりしながら、しかも現代音楽を奏でるという難しいことができちゃうわけで。
末恐ろしいですよ。
彼女はもっと世にでるタイプの演奏者だと思います。

本人は全然そんな風に思ってないようだけど、そこがミソ。
なんていうかね、すごく細い線の上で、今にも切れそうなのに、飛んだり跳ねたり、時には尻餅ついたりしちゃってる感じ。
そんな危なっかしさが表現にもきっと現れていて、それは唯一無二なんだと思います。


彼女と仕事ができたことは私にとっては本当に勉強になったし、どこの国でもやっぱりソロの音楽家、アーティストが演出家をつけるってメジャーじゃない。
みんなこだわりが強いからさ。それに加えて作曲家のこだわりもめちゃ強いのが現代音楽。
作曲家がもはや演出家やん!って感じの楽譜だし、パフォーマンスする側もセルフプロデュースしないとやっていけないようなそんな世界。
そこに、あえて演出家として呼んでもらった意味はでかい、と私は思っています。

正直、日本でも、あー勿体無いな。と思うパフォーマンスがあります。
でも仕方ない。客観的にみる人がいないんだもの。
そこに、私という演出家を入れてもらえるのはとても嬉しいことでした。
私自身がかなりセッションを大事にしてディバイジングして作っていく演出家だからかもしれません。

一時期、自分を演出家と名乗ることが怖かった時期もありましたが、ミチコちゃんのおかげで堂々と名乗れるようになりました。
ありがとう!

また、ドイツ、戻るぞ!それまでしっかり精進しておきます。

シェンゲン協定90日以内に戻りたい!

さて、タイトルのままです。

ドイツのワーホリビザが切れたあと、きっちり90日後にドイツを飛び立つ(日本に帰国する)航空券を持っていました。

しかし、都合ができ、どうしても2ヶ月後にドイツに戻りたい!
そんな状態でした。

おさらい!

シェンゲン協定について!

です!

なので、まあ、簡単にいうと、
90日いたら、出国から90日は入っちゃいけないよ!
しかもこれは国ごとのルールじゃないから
シェンゲン協定に加盟している国は全部だよ!!

ってことです。

そういえば、以前ドイツの空港で、バックパッカーらしき男の人が
「あ、君シェンゲン協定にいすぎだね。」
と言われどこかに連れて行かれていました…!!( ̄◇ ̄;)

恐怖!!!

私はどうしたか?
今回はそのことについてシェアします。

私は9月の頭に日本に帰国し、11月に戻らないといけない用事がありました。
ギリ90日経ってない!!
あらかじめ11月に帰ってくることがわかったので
ドイツにいる間に旅に出ることにしました。
探せばあるんです。
シェンゲンに入っていない国。

ドイツの近場だったら
トルコやイギリス。
私の場合はお友達がいるということでアルバニアをチョイス。

10日間ほど、シェンゲンから出たのです。
ここで大事なのは「絶対スタンプ押してよね」ってこと。
この期間は出たよ!
っていうことの証明になりますからね。

そして、なんとか、”あらゆる180日”の80日だけシェンゲン内にいた、10日間は外に出た、という証拠を持って、日本に帰りました。

それでもはっきり言って怖い!
入国審査官、どこまでチェックしてるのか、本当にわからないんだもん。

しかも、今回私はパスポートの切り替えの時期でもあったので
持って行くのは新しいパスポート。
これでどこまで分かるのか、私には分かりません。
あの、電子チップにどこまでの情報が入っているかなんて、想像もつきませんよね。

念のために、古いパスポートも持って行きました。
なんか言われた時に「ここで、アルバニアに出たよ!」って言うために…。

運命の入国審査…
・・・・・
・・・・・・・
はい。
一瞬で終わりました。

何も聞かれずに。

なんならお兄さん、くしゃみをした(もう入国を済ませた)おじさんに「ぐずんたいと!」なんて言いながら、私の方はなーんも見ずに、ポンってスタンプ押してくれました。

なんのこっちゃ?!?!?!

こりゃ、電子チップには渡航歴は入ってないんじゃない?って思いました。(根拠のないことなのであてになさらず)
こんなリスキーなことしているのに、なぜかいつもあっさりの入国審査。
私はそんなに善人に見えるのかなw

まあ、法を犯していませんし、やっていることも、ちゃんとルール内ですし…。
堂々としてりゃいいんですけどね。

とにかく、
期間ギリギリで、シェンゲン内に戻ってきたい場合は
戻りたい日数をちゃんと計算して、シェンゲン外に出たら大丈夫です!

…でも、こんなに甘々なんだったらオーバーステイもたくさんあるんだろうなあ。
なんて、思った次第です。

でへへ。

ライプツィヒのベトナム村?!

お久しぶりです。

せんす です。

ドイツに戻っていました。
そしてもう日本に帰国しました。
ああ、あっという間。

なんていうか、、、
寒かった!!(当たり前か)
そして
日本暑い!!!!
いや、マジで。
なんなのこの差。

到着した日は雪が降っていたし
基本的にダウン+手袋+マフラー+極暖ブーツが必須です。。。。

でも・・・
楽しい!!

やっぱ居場所なんだなー。ここ。って思っちゃいます。
今回は舞台の演出のためだったので毎日リハーサルで
まあまあ忙しかったんだけど。。
それでも、毎日が刺激的でそれでいて心が落ち着く場所なんです。

さて、そんな中空き時間に連れて行ってもらった場所。

Dong Xiang Markt!

ライプツィヒは旧東ドイツ時代からベトナムの人が多く住んでいます。
今でも、2世や3世がいて
お店もたくさんあります。

そんな中で、ここは・・・!
ベトナムの人がやっている巨大マーケット!(アジアなどからの輸入)
ベルリンにもあるそうですが、
本当にでかい!!
なんだここは?!

これ、全部お店!
ご飯屋さんだけでなく服・カバン・帽子・食器・日用雑貨・・・とありとあらゆるものが。

食料品もあります。

もやしなんてドイツで食べられないと思ってたら売ってた・・・。
里芋とか、なかなかドイツのスーパーでは買えないものも・・!

魚が売られてた・・。
一匹丸ごと買うんだろうか・・?

日本からのものもあって
醤油や味の素も置いてありました。
本当になんでもある!!

すんごいレトロなシャーペンを見つけてしまい、つい、お土産に買ってしまいました。
多分中国?からのものかなあ?

なんかもう、いろんなものを通り越して可愛くてw
4色も買ってしまいました。
ちなみに一つ50セントw 六十円くらいw
誰かにあげよう。ドイツのお土産としてw

後は、これ。
これも買いました。
便利なやつ!
紅茶を葉っぱからいれるときに、直接マグカップで出せる道具です。

これも超安かった。
1、5ユーロだから二百円くらい?

本当に、なんでもあります。
1日時間潰せるかもってくらい広くて、楽しかった・・・!

最寄りはSバーンのLeipzig Nord駅。もちろんトラムでも行けますよー。トラムだと1番かな。

こんなちょっとした楽しみもありました!

ライプツィヒで大きなアジアンマーケットに行きたくなったらぜひ!

Dong Xuan Marktのホームページ

ママを嫌いでよかった。

私はずっと反抗期でした。
良い歳こいて、何歳まで反抗期が続くんだろうってくらい
ずっとずっと親のことが嫌いでした。

嫌いすぎてムカついて何回も泣きながら寝てました。
家を出たくてでも無力な自分が情けなくてしょーもない家出をしたこともありました。

何だろうな、親も私のやる事、私の興味がある事、全部気に入らなかったんだと思う。
私もそう。
それに反対されるのが嫌で悲しくて、ものすごく毎日しんどかった。

私はずっとずっと芸事をやりたかったし
もう、それ以外で生きていくなんて考えられなかったし
だから周りのステージママを持つ子たちが
羨ましくて仕方なかった。

何もしなくて良いから
放っておいて!!
そんな気持ちでいっぱいだった。
放任主義の親を持つ子のことも相当羨ましかった。
そんな子とつるんで、悪いこともたくさんした。

大学生になったらアルバイトをしながら
いっぱい踊ったし歌ったし練習もたくさんしたけど
それなりに遊んだし悪いことだってやっていたから
そんなに簡単な道じゃないからもちろん芽は出ない。

当時に私には分からなかった。

分かってたのかな。
今になったら疑問もあるけれど
当時は、実力のない自分のことを棚にあげて
応援をしてくれない、放っておいてくれない親への苛立ちばかりだった。

親の言うことには何だって反抗した。
「自分の親はこんな親なの。」って友達や先生に文句を言うことでストレスを発散させていた。

結局私の夢は叶わなくて
普通の総合大学に進学(させてもらった)。
そのまま、教員免許で学校の先生へ。

イギリスに逃げたりもしたけど、イギリス行きも本当に反対された。
だけど、定期的に手紙と一緒に日本食を送ってくれたり
クリスマスには会いに来たり
放っておかない、見捨てない親だった。

結局イギリスから帰って来てすぐにでもドイツに。
と思っていたのに学校の先生に戻って。
専任になって。
きっと一番喜んだのは親だと思う。
私は何となく、専任になっちゃった〜って思ったけど
親は本当に安心したんだろうな。
確か何か買ってもらったと思う。ブランド物のバックかな。
ママに買ってもらったバックは今でも全部大事に使ってる。

専任になると同時に一人暮らしを始め
自分プロデュースの舞台をやった。
ママは見にきてくれたな。
好きなことやらせてよ!!
が叶った瞬間だったのかも。
生活は体力的にも金銭的にもカツカツだったけど、とにかく達成感が物凄かった。

だけど、私は現状には満足できずドイツ行きを模索。
彼氏と彼氏の両親を味方につけて
結婚し、一年後夫とともに実家を訪ねて自分の親に報告。
ムカついただろうな。
こいつ…!って思っただろうな。
もちろん、怒られた。

夫の両親が出してくれた「いってらっしゃい」プレートの乗ったケーキ。
私はこれだけ応援してもらってるんだよ?
とばかり、親に見せた。
30を超えても青すぎる自分で思い出しても情けなくなる。

親の私への怒りなんてちっぽけで
全ては私への心配からきていることなんて
小さな頃から分かっていたんだけどね。

それでも、私はどうしても自分の好きなように生きたかった。
それは結婚しても変わらない。
自分のことを一番応援してくれる人と結婚したのもそう。

でも、最近、若い子と接していて分かったことがある。

彼女はお芝居も歌もダンスも上手。どこの劇場でもヒロイン級の役をやる子。
だけど、あっさり、この世界を辞めちゃうんだって。
「親が、就職しろって言うので♡」
親もとても協力的で、子役から活躍していた子だ。
全然良いらしい。
何なら次の夢に向かって走っている。もちろんやりたいことを続けながら。

めちゃくちゃカッコよかった。
彼女はきっと、親のことが大好きなんだと思う。
感謝もしていて、納得もしていて、だから次の夢に切り替えて楽しいんだと思う。

自分より1回り以上も離れた彼女のことがカッコよかった。

私がもし、ずっと自分の親のことが好きだったら。
いつも衝突していたママのことが大好きだったら
きっと、あっさり、言うことを聞いていたと思う。
だけど、嫌いで嫌いでムカついて腹が立って、
どうしても泣くほど 何で?! って分かり合えない存在だったからこそ

私は今もこうやって
いまだに自分の道を自分で選んでいるんだと思う。

私はそんなに強くない。
多分、応援してもらっていたら、それに甘えてダメになっていたと思う。
私はすぐにサボる。
なので、応援されていたら、どこかでサボっていたと思う。

ずっとずっと、親が反対してくれていたからこそ
その反対が本気で、本気の心配からくる反対だったからこそ
私は本能的にそれに噛みつきながら生きてこれたんだと思う。

だから、親とうまくいかない人がもしこれを読んでいるなら。
親だって本気です。
あなたも本気でぶつかれば良いと思う。
本気じゃないなら辞めちゃえ。
本気でぶつかるからこそ、大切なものが見つかる。
いっぱいぶつかって、喧嘩したら良いと思う。

だけど、あえて言おう。

ママ、パパ、
大好きです。
大事に思ってくれてありがとうね。

伝えられるのは 今 しかない。

今でも何かを報告するときは緊張するけど
たまに親と一緒にビールを飲んでる時が大好き。

シュワっといこうぜ〜