ベルリン Unerhörte Musik @BKA Theater


お久しブログになってしまいました。
日本におて、何かと忙しい毎日を過ごしていますが…
ベルリンでのこのパフォーマンスについて書かないと
先に進めないでしょ!
ということで、書きます!

ベルリンのBKA Theatreという伝統ある劇場の  Unerhörte Musikというプログラムに演出家として参加してきました。
 Unerhörte っていうのはドイツ語で「前代未聞」なんて意味。
新しい音楽を届けますよ!という企画です。

ドイツでは散々お世話になっているMichikoちゃん(Michiko Saiki https://michikosaiki.wordpress.com)の演出をさせてもらいました。

ジャンルは現代音楽。
正直、ドイツに来るまでは、私自身馴染みのなかったジャンルでした。
ミチコちゃんと知り合って、彼女の作品を聞いたりみたりしているうちに、私が普段から扱っている作品やアートととても近いことがわかり、演出は挑戦でしたが、飽きることなく最後まで真剣に取り組めた仕事だったなあ、と思います。

こちらBKA Theatre.
ベルリンにあります。
感動したのがやはり地域と劇場との連携が素晴らしいこと。
このプログラムの通年チケットを買って毎月鑑賞に来るお客さんもいるとか。
この芸術に対しての姿勢がドイツに来ると羨ましくなります。

本当に素敵なステージでした。
楽屋も綺麗だし、ケータリングは可愛いし(関係ない)
今回私は演出という立場でしたが、”転換”ということで舞台に上がりました。
そして、ただ転換するだけじゃ面白くないので、しっかり演出効果を狙って出演してしまいました。w

今回一緒にやらせてもらったMichikoちゃん。
彼女はボーカライジングピアニストというジャンルの表現者で、現代音楽を専門としています。
ピアノと自身の声を使って表現するんだけど、本当に才能ある努力家さん。
才能があって努力もできちゃうんだから、正直、怖いもの無しですよね。
学歴だけ見てもプロ中のプロです。
なのに彼女のいいところはね、ツンツンしてない。
むしろいつも謙遜しまくってる。
私のようなどこの誰かわからない演出家にさえ、しっかりリスペクトして接してくれる。
まあ、これが本当の”プロ”なんだよな。と思いました。素敵。

あったり前なんだけど、普通にピアノは超うまくてですね。
尋常じゃない基礎を持っているから、歌ったり喋ったりしながら、しかも現代音楽を奏でるという難しいことができちゃうわけで。
末恐ろしいですよ。
彼女はもっと世にでるタイプの演奏者だと思います。

本人は全然そんな風に思ってないようだけど、そこがミソ。
なんていうかね、すごく細い線の上で、今にも切れそうなのに、飛んだり跳ねたり、時には尻餅ついたりしちゃってる感じ。
そんな危なっかしさが表現にもきっと現れていて、それは唯一無二なんだと思います。


彼女と仕事ができたことは私にとっては本当に勉強になったし、どこの国でもやっぱりソロの音楽家、アーティストが演出家をつけるってメジャーじゃない。
みんなこだわりが強いからさ。それに加えて作曲家のこだわりもめちゃ強いのが現代音楽。
作曲家がもはや演出家やん!って感じの楽譜だし、パフォーマンスする側もセルフプロデュースしないとやっていけないようなそんな世界。
そこに、あえて演出家として呼んでもらった意味はでかい、と私は思っています。

正直、日本でも、あー勿体無いな。と思うパフォーマンスがあります。
でも仕方ない。客観的にみる人がいないんだもの。
そこに、私という演出家を入れてもらえるのはとても嬉しいことでした。
私自身がかなりセッションを大事にしてディバイジングして作っていく演出家だからかもしれません。

一時期、自分を演出家と名乗ることが怖かった時期もありましたが、ミチコちゃんのおかげで堂々と名乗れるようになりました。
ありがとう!

また、ドイツ、戻るぞ!それまでしっかり精進しておきます。


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